2024/1/21開催の関西コミティア69にサークル参加をした。すでに1周間も経ってしまったが、感想やらなんやらを軽くまとめてみる。
ほぼ無告知の中の参加
昨年の11月頃に持ち前のリセット癖が爆発したので、唐突に各種SNSアカウントを削除した。そのおかげで参加にいたって告知などは一切しておらず、年末に作り直したアカウントにて前日に参加表明をしただけになった。
おまけに体調不良やら持病のなんやらで思うように製作が進まず、予定していた物を色々と諦める始末。あまりにも不甲斐なさすぎる。そんな不完全燃焼と誰にも知られていない中での参加は不安でしかないわけです。なんなら初参加の不安ものしかかっている。
自業自得なんだよね。
新しい頒布物を作る
今回はコピー本とステッカーを製作することにした。スケジュールがずれ込みすぎたので、本の内容を変えてコピ本で製本するように軌道修正を試みた結果だ。ステッカーは以前から自家製でちゃんとしたものを作れないか、と試行錯誤していた方法で制作。よって新刊まわりは完全に自家製のDIYな作りになった。
コピー本はコンビニのA4コピーで印刷した原稿と、家のプリンターで少し厚めの紙にカラー印刷した表紙を合わせて、中綴じにして製本。セブンのコピー機は面付けしなくていいのが楽でいいなと思う。おまけのポストカードも家のプリンターで最大限に綺麗な設定で印刷した。
ステッカーは耐水のステッカーラベルに印刷した上からラミネートフィルムで加工しているので、それなりの耐水性がある仕様。カッティングマシンなど持っていないのでハサミで1枚1枚丁寧にカットした。試行錯誤の成果もあり、完全自家製ながらも満足のいくクオリティになってよかった。でもカットがまだまだ甘いのでもっと練習しよう。
文字が無い方が良かった感、ある。(デザインセンス)
設営まわり
電車移動と頒布物がそこまで多くないのを考えて、設営道具は布とネット2枚のみと盛大にケチった。いざ設営してみると、ステッカーはネットに吊るして目線の高さにした方がよかったなーとか反省点がどんどん湧き出てくる。かさばるからと置いてきたアクリルのスタンド、やっぱり持ってきた方がよかったな。
そもそも今後既刊も新刊も増えていくのなら、ちゃんと考えないとスペースが足りなくなりそう。頒布物が少ないから値札は大きくしたが、見返すと大きすぎて無駄にスペースをとってしまっているし、頒布物より目立っている感じがする。
設営むずかしいよ。
頒布結果やイベント中のあれこれ
人知れず参加したのでどうなるかと思ったが、フタを開けてみると色々な人が足を運んで手にとってくれた。想定よりも既刊が出ていったので、次には無くなるかもしれない。既刊のおかげもあり前回の人外オンリーで出会った方と偶然再会できたので、過去頒布物の大切さが身に沁みる。新しいステッカーもまとめてお迎えされたりと嬉しい限り。
そしてついにはじめてのスケブ依頼がやってきた。まったく想定していなかったのでボールペンしかない。おまけにアナログで描いたことがないので不安もいっぱい。それでもこの子のイラストを・・・!とお願いされたので、これはもう答えるしかない。ペンをにぎってまだ3年、いやもう3年絵を描いているんだ、と自分を奮い立たせて死ぬ気で描いた。なんでもするから投げわツールをくれ、と心の中でなんども叫びながら描いた。
やはり人には限界がある。泣きそうになりながらスケブをお返しした。感謝の気持ちが嬉しいものの、思ったように描けず申し訳ない気持ちでいっぱいです。嬉しいことに別の人からもスケブを頼まれたが、心が折れてしまったので今回はゴメンナサイすることにした。
自分のイラストやキャラを見てスケブを頼まれたことは、あまりにも嬉しかったのだが、満足に応えられなかった現実がのしかかる。アナログでも絵が描けるようになる、とインテで誓った。おれつよくなるよ。
ほかに感想とか
はじめての大きなイベントかつ、ネット上で何もしていない中での参加だったが、現地での出会いという同人イベントの醍醐味を十分に堪能できて楽しかった。わかっていたが、何も発信していない状態で当日を迎え、会場内で「おらに気づいて!」と祈るしかないのはあまりにも受け身すぎたと思う。ゆるく同人活動をしたいとは言え、イラストを上げたり告知をするなりはちゃんとしようと思った。
なんやかんやしていたら開場を見て回るタイミングを完全に見失ったので、自分の戦利品はわずか2冊しか買えていない。ほしい本いろいろあったのに。
何はともあれ初めての関西コミティアサークル参加は楽しかった。自分の作品を目の前で手に取り、気に入ってくれた方の声を直接聞けるのはやはり良いものだと思う。ネット上で交流や発言をほとんどしなくなった分、こういう現地での体験を大事にしたい。
次は漫画を描く。たぶん。